上記図のとおり、腐植前駆物質は①ヒューミン、②フルボ酸、③フミン酸(腐植酸)から成り立っています。腐植前駆物質はたくさんの物質が絡み合っている複合構造物であるため、科学的解析が容易にできません。そのため、腐植様物質からフルボ酸、フミン酸を精製する手法を定め、その手法によって精製された物質の科学的特性の解析を行って、どのような特徴や傾向を持つ腐植(前駆)物質であるのか評価をしています。ですから、「フルボ酸」「フミン酸」という物質は存在しません。「フルボ酸の特徴」「フミン酸の特徴」を持っている物質に与えられた総称に過ぎません。
また、最も重要なことの一つですが、フルボ酸の特徴を持つ物質、フミン酸の特徴を持つ物質(以下それぞれ「フルボ酸」、「フミン酸」と表記)だけで現実的効果を求めることはなかなか困難です。現実には、腐植(前駆)物質そのものを用いることで効果および結果を求めていることを忘れてはいけません。