創業理念:自然に学ぶ
~⾃然界の動植物遺体等有機物が⼟へ還るメカニズム~
極く少数の論理の組み合わせによって、生きものがらみの諸々の事象が解釈できるとしたら、事象記載に先だって、それら論理についての概要を述べておくことが、不可欠ともいえよう。自然の摂理とも言うべき論理、しかもそれらの大半が、二十世紀という時代と異質な思考方法のなかで形成されたものであってみれば、一画的には大変易しく、他面的には大変難解であるかもしれない。しかしながら、それら極く少数の論理を識ることなしに、自然というものを、特に生きものがらみの自然界を、視ることも、識ることも、不可能ととも言えるであろう点を理解した上で、じっくりと、心と肌で、感じ取っていただきたいものである、(「土の心 土の文化」内水 護 著、漫画社刊 より)
- 土壌、水、大気を、システムとして捉えること
- 微生物は、土壌微生物とその外敵とに分かれること
- 微生物にとって、自己以外は全て外敵であること
- 代謝産物(分泌物)が、自己に対する成長促進作用、外敵に対する抗菌作用を有すること
- 微生物は環境の変化に応じて、生きざまを変える生物であること
- 土壌菌群を個体ならびに種属としてではなく、群体として捉えること
- 好気性細菌(通性嫌気性細菌を含む)とは、分子内酸素ないしは遊離酸素の供給を受ければ、棲息可能な微生物であること
- 土壌菌群が外的環境変化に応じて、フェノール系⇔非フェノール系の代謝機能を発祥すること
- 土壌菌群にとっての本来の生きざまは、フェノール系のそれであること
- 有機物(水溶状有機物ならびに含水性有機混合物)は、フェノールまたは/およびフェノール露出基のある化合物を含む微生物代謝産物を添加されることにより、急速に結合、粒子化、凝集、融合、重合し、巨大分子化・塊状産物化する(基本反応1)
- 前期反応に際し、活性された計算文を多量に含む物質が適量に添加されれば、腐植化のための重縮合反応を惹起する(基本反応2)
- 反応生成物(基本反応1、2)はキレート構造を有し、緩衝作用を示す
研究成果等
- 日本腐植物質学会 2024年第40回講演会
- 「竹材堆肥由来フルボ酸の抗酸化成分の単離と同定」
- 青山正和1、矢島博文2、前多隼人1、松山信彦1、髙味充日児3(1:弘前大学、2:東京理科大学、3:株式会社T&G)
- 「竹材堆肥由来フルボ酸の抗酸化成分の単離と同定」
- 日本腐植物質学会 2023年第39回講演会
- 「腐植前駆部物質生成細菌による発酵が褐藻類抽出液3D-EEMに及ぼす影響」
- 鍋城祐伍1、岡村春佳1、大宮陽貴1、矢島博文2、矢沢勇樹1、髙味充日児3(1:千葉工業大学、2:東京理科大学、3:株式会社T&G)
- 「腐植前駆部物質生成細菌による発酵が褐藻類抽出液3D-EEMに及ぼす影響」
- 2022年10月 BR(生物資源)農法 自費出版