生物資源技術

《初めに》

株式会社T&Gでは、自然の要素を「土」、「水」、「大気」、「生きもの」として位置付け、自然の摂理に則った技術及び製品の開発を手掛けています。

  1. まず弊社技術の根幹を支える土壌生成理論は、「『有機物』と『土壌菌群の代謝産物』が渾然一体となって物理化学的に反応し、この反応環境にシリケイトが存在することで、土壌の卵となる腐植前駆物質が生成』するというものです。
  2. 弊社が手掛ける技術及び製品は、この土壌生成理論及び腐植前駆物質の機能性がすべて基本となっていますが、四つの要素の⑴「土」は耕作農業に代表されますが、食欲を満たすための食料生産ではなく健康を守る食材を生産するべき、と考えています。⑵「水」も、自然水にはH2Oにふたつの異物が混入しています。ひとつは、土壌菌群の代謝産物であり、もう一つはミネラルです。混入している異物の質の違いで「ところ変われば水変わる」という言葉も生まれたのではないでしょうか。⑶「大気」には自然水の蒸発物が含まれています。「空気」と異なる点は、微量ながら土壌菌群の代謝産物が含まれ、インフルエンザなどのウイルスの蔓延をコントロールしているものと推測しています。⑷「生きもの」は土壌菌群に対して有機物を提供し、土壌菌群はわれわれに腐植前駆物質を供給します。
    このように自然の産物である私たちは、土壌細菌群との共棲で「生命」が成り立っている、と考えています。
  3. 近年、地球温暖化対策としていろいろな提言、提案がなされていますが、今ひとつ、空念仏を唱えているような気がしてなりません。腐植前駆物質の構成成分の活用次第では、CO2の農地貯留や、乾式のリチウムイオンバッテリーの開発など可能性が示唆されています。
    T&Gは、これからも土壌生成理論を応用した新技術の開発、腐植前駆物質の製造による新製品の開発に積極的に取り組んでまいります。